StreamBIMの改訂履歴機能は、モデルの変更を追跡する。モデルが処理されるたびに、どのオブジェクトが作成、変更、削除されたかを追跡する。オブジェクトに対する変更には、プロパティに対する変更も含まれる。この変更はダッシュボードに表示され、前回のモデル処理以降の変更を示す。また、StreamBIMでのIFC検索の一部として変更を使用するだけでなく、個々のオブジェクトの変更を表示することもできる。
すべてのプロジェクトは、モデルの現在のバージョンと前回の処理との間の変更点の概要を見ることができる。改訂履歴機能を有効にしているプロジェクトでは、過去10回の処理に関する改訂履歴にアクセスできる。
さらに、永久参照用に最大10個の処理を選択することができる。これにより、さまざまな重要なプロジェクト段階間の変更を調査し、プロジェクトの進行状況について有益な洞察を得ることができる。
※改訂履歴を有効にするには、サポート部門にお問い合わせください。
改訂履歴のダッシュボード
StreamBIMでいくつかの場所から改訂履歴ダッシュボードにアクセスできる。
- レイヤーの概要で、「変更を確認 」をクリック
改訂履歴ダッシュボードが開き、各カテゴリのボタンやリンクを使って、特定のオブジェクトタイプやプロパティの変更を調べることができる:
カテゴリーをクリックすると、その変更によって影響を受けるオブジェクトにフィルターがかかる:
フルスクリーンビューでは、ダッシュボード内のすべての変更が表示される:
ダッシュボードを使えば、オブジェクトやプロパティの変更を調べることができる。フルスクリーンビューでは、概要を把握することができる。カテゴリーを選択すると、モデルビューでハイライトされた変更の影響を受けるオブジェクトが表示される。
オブジェクト情報タブの改訂履歴
オブジェクト情報から改訂履歴の概要にアクセスできる。オブジェクト履歴タブの左上の矢印をクリックする:
改訂履歴を選択する:
これにより、前述の改訂履歴ダッシュボードが表示される。
単一オブジェクトの改訂履歴
一つのオブジェクトの改訂履歴を見るには、オブジェクトをクリックしてその情報タブを開き、情報の一番下までスクロールする:
Select "Revision history" and you can look at the changes on that particular object. click on the arrow on the top left to get back to object information.
IFC検索における改訂履歴
IFC検索と改訂履歴を組み合わせることで、2つの変換間のプロパティや値を比較しながら、フィルタリングされたオブジェクトセットの変更を表示することができる。改訂履歴が有効になっているプロジェクトでは、以下の検索条件が利用できる:
- オブジェクトの変更ステータス 作成・更新・削除
- オブジェクト追加日 StreamBIMにオブジェクトが追加された日(IFCインポート経由)
以下は、検索条件を使って変更された窓を検索した例である:
- IFCタイプ = 窓
- 変更ステータス = 更新
- モデル改訂 = 現在
オブジェクト・リストを開くことで、変更点を調べることができる:
- オブジェクト・リストを開く
- 変更されたプロパティは黄色でハイライトされる
- ここで比較するモデルリビジョンを選択できる
モデル改訂の管理ページ
このページはプロジェクト管理者のみが利用できる。ここでは、永続化したい処理を選択し、タイトルをつけることができる。
- Model Revisions タブを開く。
- 処理の保存のオン・オフを切り替える。
- 処理を識別しやすくするために、処理にタイトルをつける。
- 変更バランスが表示される。StreamBIMは最大100万件の変更を保存する。
- 追加、変更、削除されたオブジェクトの数が表示される。これらをクリックすると改訂履歴ダッシュボードが開く。